花梨(かりん)ジャムでインフルに勝つ☆
”Foods”

1月は風邪やインフルエンザが気になりますね。まず最初にあれ?っもしや…のひとつが喉のイガイガ。
植物療法などでは喉の痛みに良いとされるものは色々ありますが、今回は生の花梨(かりん)を見つけたので、風邪やインフル対策にジャムを作ってみちゃう?と思いたち早速ポチっ。
花梨(かりん)ジャムを作ろう
届いた箱を開けると、「ふわ~っ」と花梨の良い香り☆
花梨(かりん)は一般のスーパーであまり見かけたことがないなぁ…それもそのはず、花梨はそのままでは酸っぱさと渋みがあり、アミグダリンという配糖体が含まれ生では食べられません。砂糖漬け、蜂蜜漬け、果実酒やジャムに加工されることが多いですね。
花梨(かりん)ってどんな果物?

東洋医学での花梨(かりん)
花梨
学名:Chaenomeles sinensis(Pseudocydonia sinensis)
英語名:Chainese flowering quince
学名の種小名にsinensisがついているので、中国から来たというのがわかります。
東洋医学では …
「去痰止咳」痰をとって咳を収める、「和胃止嘔」胃の機能を回復させてむかつきや嘔吐を止める、「止痢解痙」下痢をとめ、激しい下痢による足の痙攣を解消する、「解酒」二日酔いを解する。
東方栄養新書―体質別の食生活実践マニュアル
花梨(かりん)の有効成分
主要成分はビタミンC、タンニン、サポニン、ポリフェノールなどで、抗酸化作用、咳止め、抗がん作用などがあると言われています。
ジャムを作るには熱を通すのでビタミンCなどは壊れてしまいますよね…
ただ!花梨に含まれるポリフェノールが、インフルエンザを抑制するという研究結果も☆
カリン(Chaenomeles sinensis)中の高分子ポリフェノールの季節性インフルエンザウイルス A/Udorn/ 307/72 (H3N2)に対する感染性中和活性および赤血球凝集抑制効果を既に報告している.
出典:「カリン中ポリフェノール画分による新型インフルエンザウイルスの感染抑制効果」日本食品科学工学会誌,58巻(2011)10号
※ 花梨(かりん)についての効果・効能について保証するものではありません。
花梨(かりん)ジャムを作ってみる

花梨(かりん)ジャムの作り方
材料
花梨(かりん)1kg
甜菜糖500g
煮沸した保存瓶
使い捨てゴム手袋
- 花梨(かりん)を軽く洗って皮を剥きます。※花梨(かりん)の表面が艶っとして手で触るとべとべととしてきたら(使い捨て手袋をすると便利)、熟してきた証拠、作り時です。
- 花梨(かりん)をカットします。まず両端を切ってから半分に切る。種をスプーンですくい出し取っておく。実の部分は細かくカット。花梨(かりん)は煮込んでジャムにしても、とろっとした柔らかさにはならないので、食べやすく小さめに。また、花梨はとても硬く表面が滑るのでカットの時は手を切らないように慎重に!
- 皮と種をお鍋に入れ、かぶるくらいの水を入れて20分位煮込む。
- 少し冷めたらざるなどでこして皮と種を取り出し、煮込んだ汁を再度お鍋にいれる。細かくカットした花梨(かりん)の実も一緒にお鍋にいれ、甜菜糖を加え30分ほど煮込む。
- 火を止めて蓋をして一晩おく。
- 一晩おいたらもう一度15分ほど煮込む。
- 冷めたら煮沸した保存瓶に入れて出来上がり!
花梨(かりん)ジャム作りに使ったもの
花梨(かりん)
甜菜糖
身体を温めると言われる甜菜糖
保存瓶
インテリアを邪魔しない!シンプルなジャム瓶☆
保存瓶 WECK / ウェック
ドイツで愛され続ける保存瓶!環境にも優しいリサイクルガラス使用
最後に
花梨(かりん)は他のジャムなど違い、果肉が柔らかくならないので少しシャリっとした食感。ヨーグルトなどに入れると食感を楽しめそうです。 ソース状にしたい時はミキサーなどでペースト状に☆参考文献
参考文献
東方栄養新書―体質別の食生活実践マニュアル
その他の活用方法
