紫外線とハーブと私☆
”Beauty”

ついに!梅雨が明けましたね☆
太陽光を長い間浴びないと、人はビタミンDを作りづらくなり骨も弱くなってしまうし、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンも作りづらくなるので鬱っぽくもなります。やっと出てきた太陽にちょっとほっとし、鬱々としていた気持ちも晴れてきました☆
ただ…遅く来た今年の夏は、猛暑で残暑厳しくなるとか?!
そんな太陽ギラギラな夏は、猫たちにも麦わら帽子が大人気なんです☆
な…訳はありませんが…気を付けないといけないのが『紫外線』。
もちろん紫外線など気にせず、程よくサンタンした肌でビーチを闊歩!

という妄想は…いろいろな意味で現実は厳しく、日焼けをするとあっという間に大量のシミとほくろにそばかすが出来、汗をかいてほっておくと肌が猛烈にかゆくなり炎症を起こすので、毎年夏は太陽から逃げるように過ごします…
今は多様性の時代なので『色白=美しい』なんて時代は終わっていて、海外では『ホワイトニング』という言葉も問題になっていますね。程よくサンタンしたスラっとした足に短パンなんてできたら良いな~…と、持っていないものを嘆いていても仕方がない。私の場合はどうせ太陽をさけて日焼けしない…そして今年は積極的に外に出れない状況でもあるし…なら今年は徹底的に美白してみちゃう?ってことで、代表的なハーブを並べてみました。
ただ…美白と言っても日焼けしないようにする、すでに日焼けした肌を白くする(もとに戻す)、外からケアするのか内側からなど…どうケアするのかは色々ありますネ。
メラノサイトから合成されるメラニンは真皮を守ってくれる

簡単に言うと『メラニン』は【表皮】の一番下の層にある【基底層】にある『メラノサイト』が合成します。
太陽光線を浴びて肌が黒くなるのは身体の防御反応であり、肌を黒くする『メラニン』は【基底層】の下にある【真皮層】にある肌の弾力などを維持する大事なコラーゲンやエラスチンなどを守ってくれるので、太陽光を浴びて肌が黒くなるのは悪いことではありません!

逆に、日に当たって肌が黒くならず赤く炎症を起こす肌質の人は、真皮層を紫外線から守ってくれる『メラニン』が少ないorきちんと働いてくれていないということなので、その状態で紫外線を直接浴びると肌の真皮層がダメージを受ける事になるのできちんとした紫外線対策が必要です。
欧米人に皮膚がんが多いのは、元々メラニンが少ない白い肌の人が好んで日焼けをするためとも言われていますネ。
日焼けをしないようにするハーブ
肌を黒くする『メラニン』を始動させる酵素などを阻害して、肌色が黒くならないようにする。成分としては「アルブチン」「カモミラET」「エラグ酸」など。
ただ…メラニンを始動させづらい肌状態やメラニンが少ない肌状態で、紫外線を浴びると【真皮層】がダメージを受け、シミやたるみなどの原因にもなるので注意が必要ですヨ。
※【 】内は、ハーブの中の該当成分。
※下記ハーブティーについての効果・効能について保証するものではありません。

ヒース(エリカ・ヘザー)【アルブチン】
学名:Erica vulgaris
科名:ツツジ科
アルブチンはコケモモやナシなどにも含まれている水溶性の天然型フェノール性配糖体。メラニン合成に関わる、メラノサイト内にある『チロシナーゼ』という酵素に直接作用しメラニンの合成を阻害する。くすみをなくし、肌に明るさを出すと言われています。

ジャーマンカモミール【カモミラET】
学名:Matricaria chamomilla, Matricaria recutita
科名:キク科
カモミラETは、メラニン合成に関わる酵素である『チロシナーゼ』の活性を高めると言われている物質のひとつ『エンドセリン」の活性を阻害すると言われています。また、カモミールは炎症を抑え保湿作用があるとも言われています。

ラズベリーリーフ【エラグ酸】
学名:Rubus idaeus
科名:バラ科
ラズベリーリーフの主要成分のフラガリンが子宮や骨盤周りの筋肉を調整することから、欧米では『安産のお茶』として親しまれてきたハーブ。ポリフェノールの一種であるエラグ酸が『チロシナーゼ』の活性を阻害し、メラニンの生成を抑えると言われています。

マルベリー【クマリン・クワノン】
学名:Morus alba
科名:クワ科
日本では桑として知られる『蚕』が食する唯一の植物で、主要成分のDNJ(デオキシノジリマイシン)が糖の吸収を抑え、食前に飲用すると血糖値の上昇を防ぐと有名なハーブですが、クマリン・クワノンが抗酸化作用やメラニンを活性させる酵素である『チロシナーゼ』を阻害すると言われています。
ユキノシタ【アルブチン】
山菜として日本各地に自生しているユキノシタの主要成分『アルブチン』が『チロシナーゼ』という酵素に直接作用し、メラニンの合成を阻害。美白化粧品などにも使われています。
ゲンノショウコ【エラグ酸】
日本の山野や道端に普通に見られるフウロソウ科のゲンノショウコ。主要成分の『エラグ酸』が『チロシナーゼ』の活性を阻害し、メラニンの生成を抑えると言われています。
日焼けした肌を元に戻すハーブ
ターンオーバーで排出されなかった肌に残ってしまった『メラニン』がシミやそばかすの正体。日焼けしてしまった肌の代謝(ターンオーバー)を促して、肌の古い角質と一緒にメラニンを排出させる。
紫外線を浴びる→紫外線による『活性酸素』を吸収するために『メラニン』が発動。この紫外線による『活性酸素』を除去すると言われている『ビタミンC』を採ると、酸化したメラニンをビタミンCの強力な抗酸化力で還元すると言われています。
※下記ハーブティーについての効果・効能について保証するものではありません。

ローズヒップ【ビタミンC】
学名:Rosa canina
科名:バラ科
ローズヒップに含まれるビタミンCはレモンの20~40倍と言われ、『ビタミンCの爆弾』の異名を持ちます。ビタミンCは紫外線による活性酸素を除去することによってメラニンの生成を抑制、また粘膜や血管壁などを修復・強化しコラーゲンの生成を助ける為、美肌によいハーブと言われています。水溶性で体外に出てしまうのが早いビタミンCを、一緒に含まれるフラボノイドが吸収率を高めるとも言われています。
ルイボス【アスパラチン】
学名:Aspalathus linearis
科名:マメ科
南アフリカのシェーダバーグ山脈一帯にしか生息しないと言われる、マメ科のアスパラトゥス属。現地では『不老不死のお茶』として飲まれてきたと言われています。抗酸化力が強く、紫外線やストレスによる活性酸素を除去。血管を強くするとも言われています。ノンカフェインでタンニンも少ないので、妊婦さんなどにも好んで飲まれています。
ハトムギ【ヨクイニン】
学名:Coix lacryma-jobi var. ma-yuen
科名:イネ科
肌のビタミンと呼ばれるB1・B2やアミノ酸などを含むため、美肌のハーブと言われてきました。肌の水分代謝を促進、新陳代謝を良くし肌のターンオーバーを正常にする為、肌を整える生薬としてイボ・白ニキビや浮腫みなどに漢方薬としても使用され、解毒作用もあると言われています。
うっかり日焼けしてしまった肌に
皮膚の新陳代謝を促し、細胞を修復してくれると言われている精油は結構ありますが、その中でもやっぱり一番使いやすく万能なのがラベンダー精油。
ラベンダー精油
学名:Lavandula angustifolia
科名:シソ科
神経を沈めたり抗菌・抗真菌作用を持ち、火傷の際などにも使用されることの多いラベンダー。肌の炎症を抑え、細胞修復や肌の新陳代謝を高めると言われています。
抗色素沈着にはレモン・セロリシードなど、またローズウッド・パルマローザ・フランキンセンス・ヘリクリサム・ネロリなどの精油は細胞修復作用があると言われています。