ラズベリーリーフ

”Raspberry leaf”
1m以上に成長するラズベリーリーフの木は、刺の多い茎を持ち、毛におおわれたビロード状の葉の裏面は白色なのが特徴です。フランス語ではフランボワーズと言われ、17世紀ころのイギリスの修道士が栽培を始めたと言われています。
目次 |
ラズベリーリーフの基本情報
学名 | Rubus idaeus |
英名 | Raspberry leaf |
和名 | ヨーロッパキイチゴ |
科名 | バラ科 |
使用部位 | 葉部 |
含有成分
フラボノイド配糖体(フラガリン)、タンニン(没食子酸、エラグ酸)、ビタミンC |
作用
鎮静、鎮痙、収斂
適応
生理痛、生理前症候群、出産準備、下痢、口腔粘膜の炎症
特徴
ヨーロッパでは「安産のお茶」で知られるラズベリーリーフは、子宮や骨盤周りの筋肉を緩めると言われることから、出産を控えた妊婦に使われてきました。鎮痙・鎮痛・収斂作用があると言われ、生理痛やPMSにも使用されるハーブです。美肌に良いと言われるビタミンC、メラニンの生成を抑えると言われるエラグ酸が含まれていることから、女性に好んで飲まれるハーブです。
タンニン(没食子酸・エラグ酸)に収れん作用があるため、妊娠初期・中期には禁忌です。この収れん作用が下痢を抑え、のどの痛み口内炎の症状を和らげると言われています。
注意事項・禁忌
禁忌: 知られていない 副作用:知られていない 相互作用:クラスA(相互作用が予想されない) 安全性 : クラス1(適切な使用において安全) |
ラズベリーリーフの使い方
ラズベリーリーフは主張する風味ではなく、ブレンドがすすめられるハーブです。没食子酸・エラグ酸などのタンニン成分が含まれるため、口に含んだ時のきゅっとした感じが特徴です。
参考文献
日本メディカルハーブ協会『メディカルハーブ事典 』 『メディカルハーブの事典』林 真一郎 著 『メディカルハーブ安全性ブック第2版 』 Link 参考文献はこちら |
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