マレイン

マレイン Mullein

マレインは草丈が1~2mにも成長するゴマノハグサ科の二年草。多くが明るい黄色い花をつけ、葉は繊毛に覆われた卵型の大きい葉を持ちます。昔は悪霊がもたらすと思われていた結核などの、魔除けとして使用されたとも言われています。

”Mullein”

目次
  1. マレインの基本情報
  2. マレインの含有成分
  3. マレインの作用
  4. マレインの適応
  5. マレインの特徴
  6. マレインの使い方
  7. マレインの注意事項・禁忌
  8. マレインの参考文献


マレインの基本情報

学名Verbascum thapsus
英名Mullein
和名ビロウドモウズイカ
科名ゴマノハグサ科
使用部位花部、葉部

含有成分

粘液質(キシログルカン、アラビノガラクタン)、サポニン、イリドイド配糖体(アウクビン)、フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン)、フィトステロール

作用

鎮咳、去痰

適応

感冒、咳、上気道カタル、気管支炎

特徴

マレインはインフルエンザやヘルペスのウイルスに対する、研究室レベルでの効果が報告されているハーブ。また、マレインの主要成分である粘液質やイリドイド配糖体(アウクビン)・サポニン・アピゲニンが複合的に作用すると言われ、鎮咳・去痰に用いられます。

注意事項・禁忌

禁忌: 知られていない
副作用: 知られていない
相互作用:クラスA(相互作用が予想されない)
安全性 : クラス1(適切な使用において安全)

マレインの使い方

喉の痛みなどにハーブティーを濃いめに入れて、うがい薬などにも使用できます。ドイツの小児科では呼吸器系疾患にマレインのハーブティーが処方されるようです。

参考文献

日本メディカルハーブ協会『メディカルハーブ事典 』
『メディカルハーブの事典』林 真一郎 著
『メディカルハーブ安全性ブック第2版 』
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