マルベリー

マルベリーの木は枝が大きく広がり、大きなものでは10~15mにも成長する落葉樹です。甘酸っぱい丸みのある深紅色や紫黒色の実をつけるので世界各国で生食され、ジャムや果実酒などに用いられてきました。また、カイコが食する唯一の植物として、養蚕による絹の生産を支えてきた歴史があります。
”Mulberry”
マルベリーの基本情報
学名 | Morus alba |
英名 | Mulberry |
和名 | クワ |
科名 | クワ科 |
使用部位 | 葉部 |
含有成分
DNJ(デオキシノジリマイシン)、γ-アミノ酪酸(GABA)、クロロフィル、フィトステロール(シトステロール)、ミネラル(鉄、カルシウム、亜鉛) |
作用
α-グルコシダーゼ阻害による血糖調整
適応
糖尿病、肥満などの生活習慣病予防
特徴
マルベリーの根皮は桑白皮(ソウハクヒ)として日本薬局方に収載され、去痰や降圧に用いられます。ハーブティーとして飲まれる葉に含まれているDNJ(デオキシノジリマイシン)は二糖類分解酵素であるα-グルコシダーゼの働きを阻害すると言われ、食前にマルベリーティーを飲むと、食後の血糖値の上昇を抑えられると注目を集めています。そのため糖尿病をはじめとする生活習慣病や、近年言われている抗糖化にも用いられるハーブです。また、小腸で吸収されず大腸に運ばれた糖質が腸内細菌で分解され腸内環境を良くすることから、便秘やダイエットにも良いと言われています。
注意事項・禁忌
禁忌: 知られていない 副作用:まれに腹部膨満感 相互作用:クラスA(相互作用が予想されない) 安全性 : クラス1(適切な使用において安全) |
マルベリーの使い方
マルベリーに含まれるクワノンに美白作用があると言われ、外用で葉をパウダーなどにしてパックなどで使用されます。
参考文献
日本メディカルハーブ協会『メディカルハーブ事典 』 『メディカルハーブの事典』林 真一郎 著 『メディカルハーブ安全性ブック第2版 』 Link 参考文献はこちら |
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