ホーソン

ホーソン Hawthorn

ホーソンはバラ科の落葉低木。春に真っ白な綺麗な花を咲かせ、秋には真っ赤な実をつけます。ホーソンはキリストのイバラの冠を作るための木とも言われ、神聖なハーブとしても扱われてきました。花・葉・果実は古くから世界各地の伝統的な植物療法で動悸・息切れ・心臓の痛みなど、心臓の様々な症状に使用されてきた歴史があります。

”Hawthorn”

目次
  1. ホーソンの基本情報
  2. ホーソンの含有成分
  3. ホーソンの作用
  4. ホーソンの適応
  5. ホーソンの特徴
  6. ホーソンの使い方
  7. ホーソンの注意事項・禁忌
  8. ホーソンの参考文献


ホーソンの基本情報

学名Crataegus monogyna
英名Hawthorn
和名西洋サンザシ
科名バラ科
使用部位葉、花、果実

含有成分

OPC(オリゴメリックプロアントシアニジン)、フラボノイド配糖体(ヒペロシド、ビテキシン)、カテキン

作用

陽性変力作用、冠状血管や心筋の血行促進

適応

NYHA(New York Hert Association ニューヨーク心臓協会)によるI期ないしII期に相当する心臓の機能低下、動悸、息切れ、心臓部の圧迫感や重圧感

特徴

ホーソンの主要成分であるフラボノイド配糖体のヒペロシド・ビテキシンや OPC(オリゴメリックプロアントシアニジン) やカテキンなどが、心臓のポンプの働きを良くし、心臓の血流量を増加させたり血管を健やかに保つ作用があると言われ、心臓血管系の疾患に用いられるハーブです。

注意事項・禁忌

禁忌: 知られていない
副作用:知られていない
相互作用:クラスA(相互作用が予想されない)
安全性 : クラス1(適切な使用において安全)

ホーソンの使い方

比較的穏やかな働きをすると言われるハーブですが、心臓疾患を持っている人は、使用には専門家からのアドバイスを受ける事をおすすめします。

参考文献

日本メディカルハーブ協会『メディカルハーブ事典 』
『メディカルハーブの事典』林 真一郎 著
『メディカルハーブ安全性ブック第2版 』
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