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フェンネル

フェンネル Fennel

フェンネルは1~2mほどまで成長する、セリ科の多年草。ラテン語のFoeniculum=小さな干し草に由来すると言われ、古代ギリシャの時代から薬用として栽培されたと言われています。真夏には散形の黄色い花を咲かせ、種子はほのかな甘みを持ちます。

”Fennel”

目次
  1. フェンネルの基本情報
  2. フェンネルの含有成分
  3. フェンネルの作用
  4. フェンネルの適応
  5. フェンネルの特徴
  6. フェンネルの使い方
  7. フェンネルの注意事項・禁忌
  8. フェンネルの参考文献


フェンネルの基本情報

学名Foeniculum vulgare
英名Fennel
和名ウイキョウ(茴香)
科名セリ科
使用部位果実

含有成分

精油(トランスアネトール、フェンコン、エストラゴール)、油脂、フラボノイド(クエルセチン、ケンフェロール)、フラボノイド配糖体(ルチン)、タンパク質

作用

駆風、去痰(分泌促進性、溶解性、抗菌性)

適応

鼓腸、疝痛、上気道カタル

特徴

フェンネルは消化促進・駆風作用や抗膨満作用があることから、芳香性健胃剤として使用されます。また、トランスアネトール・エストラゴール・フェンコンなどの精油成分が鎮痙・去痰作用を持つことから、上気道カタルにも使用されるハーブです。

注意事項・禁忌

禁忌: 知られていない
副作用:まれに皮膚や呼吸器系のアレルギー反応
相互作用:クラスA(相互作用が予想されない)
安全性 : クラス1(適切な使用において安全)

フェンネルの使い方

古代ローマ人はフェンネルを野菜として食べていたとも言われ、現代でも料理で香草として使用されることの多いハーブ。インドなどでは食後の口臭消臭剤として、フェンネルの種子を炒ったものをかむ習慣があります。また、歯磨き粉やキャンディーなどの香りづけにも使われます。

参考文献

日本メディカルハーブ協会『メディカルハーブ事典 』
『メディカルハーブの事典』林 真一郎 著
『メディカルハーブ安全性ブック第2版 』
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