フェンネル

フェンネルは1~2mほどまで成長する、セリ科の多年草。ラテン語のFoeniculum=小さな干し草に由来すると言われ、古代ギリシャの時代から薬用として栽培されたと言われています。真夏には散形の黄色い花を咲かせ、種子はほのかな甘みを持ちます。
”Fennel”
フェンネルの基本情報
学名 | Foeniculum vulgare |
英名 | Fennel |
和名 | ウイキョウ(茴香) |
科名 | セリ科 |
使用部位 | 果実 |
含有成分
精油(トランスアネトール、フェンコン、エストラゴール)、油脂、フラボノイド(クエルセチン、ケンフェロール)、フラボノイド配糖体(ルチン)、タンパク質 |
作用
駆風、去痰(分泌促進性、溶解性、抗菌性)
適応
鼓腸、疝痛、上気道カタル
特徴
フェンネルは消化促進・駆風作用や抗膨満作用があることから、芳香性健胃剤として使用されます。また、トランスアネトール・エストラゴール・フェンコンなどの精油成分が鎮痙・去痰作用を持つことから、上気道カタルにも使用されるハーブです。
注意事項・禁忌
禁忌: 知られていない 副作用:まれに皮膚や呼吸器系のアレルギー反応 相互作用:クラスA(相互作用が予想されない) 安全性 : クラス1(適切な使用において安全) |
フェンネルの使い方
古代ローマ人はフェンネルを野菜として食べていたとも言われ、現代でも料理で香草として使用されることの多いハーブ。インドなどでは食後の口臭消臭剤として、フェンネルの種子を炒ったものをかむ習慣があります。また、歯磨き粉やキャンディーなどの香りづけにも使われます。
参考文献
日本メディカルハーブ協会『メディカルハーブ事典 』 『メディカルハーブの事典』林 真一郎 著 『メディカルハーブ安全性ブック第2版 』 Link 参考文献はこちら |
注意点&免責事項
ここに掲載されている内容は、医療の代わりに使用されるべきものではありません。内容には最新の情報の記載を心がけてはおりますが、日々研究がなされ情報が更新されていっている分野で、全てを網羅できていない場合もございます。使用に不安のある方は(持病をお持ちの方、妊娠中の方、授乳中の方、アレルギーをお持ちの方、お子様に使用する場合など)必要に応じて医療従事者・専門家のアドバイスを仰ぐことをおすすめいたします。 事故やトラブルに関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご利用ください。 |