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ヒース(ヘザー)

ヒース(ヘザー)Heath

ヒース(ヘザー) は主にヨーロッパの原野にみられ、尖った小さな葉が重なり合った枝が60cmほど伸びるツツジ科の常緑低木。スコットランドの「ヒースランド」と呼ばれる広大な土地には、一面にヒースが生い茂っています。7~9月頃にピンク色の小さな可愛い花をたくさんつけます。ハーブティーとしてはもちろん、花の色素は染料に、木部は屋根を葺いたり肥料にと、幅広く生活に役立つ植物として親しまれてきました。

”Heath”

目次
  1. ヒース(ヘザー)の基本情報
  2. ヒース(ヘザー)の含有成分
  3. ヒース(ヘザー)の作用
  4. ヒース(ヘザー)の適応
  5. ヒース(ヘザー)の特徴
  6. ヒース(ヘザー)の使い方
  7. ヒース(ヘザー)の注意事項・禁忌
  8. ヒース(ヘザー)の参考文献


ヒース(ヘザー)の基本情報

学名Erica vulgaris
英名Heath、Heather
和名ギョウリュウモドキ、エリカ
科名ツツジ科
使用部位花部

含有成分

ヒドロキノン配糖体(アルブチン、メチルアルブチン)、フラボノイド、タンニン

作用

美白、尿路消毒、抗菌、利尿

適応

色素沈着、膀胱炎、尿道炎などの泌尿器系感染症、良性前立腺肥大による排尿障害、結石予防、リウマチ、関節炎、痛風

特徴

ヒース(ヘザー)の主要成分であるアルブチンは、メラニン色素の生成に関わる酵素であるチロシナーゼの働きを抑制することから、シミ・そばかす・美白などの美肌の用途で使用されることの多いハーブです。また、抗菌・利尿作用があると言われ、泌尿器の感染症や結石の予防、また痛風の際の尿酸の排出を目的にも使用されます。

注意事項・禁忌

禁忌: 知られていない
副作用: 知られていない
相互作用:未収集(酸性尿を引き起こす薬剤と一緒に投与すると、抗菌力の低下の可能性)
安全性 : 未収集

ヒース(ヘザー)の使い方

ヒース(ヘザー) はハーブティーで淹れると、ほんのり桜の花のような香りがします。シングルティーでも楽しめますが、ピンク色の花部分が綺麗なので、ブレンドの際の見た目のアクセントとしても使われることの多いハーブです。

参考文献

日本メディカルハーブ協会『メディカルハーブ事典 』
『メディカルハーブの事典』林 真一郎 著
『メディカルハーブ安全性ブック第2版 』
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