パッションフラワー

大きく美しい花を咲かせるパッションフラワーの花は、アメリカ大陸が原産のつる性植物の多年草。花の中心が十字架のように見えることから、キリストの「受難の花」とも呼ばれます。美しい姿とは逆に、雑草のように丈夫に育ちます。
”Passionflower”
パッションフラワーの基本情報
学名 | Passiflora incarnata |
英名 | Passionflower、Maypop |
和名 | チャボトケイソウ |
科名 | トケイソウ科 |
使用部位 | 地上部の全草 |
含有成分
フラボノイド(アピゲニン)、フラボノイド配糖体(ビテキシン)、インドールアルカロイド(ハルマン、ハルモール)、青酸配糖体(ジノカルディン) |
作用
(中枢性の)鎮静、鎮痙
適応
精神不安、神経症、心身の緊張およびそれに伴う不眠、過敏性腸症候群、高血圧
特徴
「植物性の精神安定剤」と呼ばれるパッションフラワーは、向神経性ハーブに分類され、フラボノイド(アピゲニン)やインドールアルカロイド(ハルマン、ハルモール) が不安やストレス・不眠症に作用すると言われています。鎮静作用のあると言われるバレリアンと比べると作用が穏やかで、ブレンドして用いられることの多いハーブです。
また、頭痛・歯痛・生理痛などの痛みにも用いられます。作用が穏やかなので子供や高齢者・更年期の女性などにも使用できる、植物性のトランキライザーです。
※イギリス・フランス・ドイツなどのヨーロッパでは医薬品として使用されているようです。
※妊娠中・車の運転などには注意が必要です。
注意事項・禁忌
禁忌: 知られていない 副作用:知られていない 相互作用:クラスA(相互作用が予想されない) 安全性 : クラス1(適切な使用において安全) |
パッションフラワーの使い方
パッションフラワーはアルカロイドを含むことから少し苦みがあり、強めの草っぽい香りが特徴のハーブティーです。
参考文献
日本メディカルハーブ協会『メディカルハーブ事典 』 『メディカルハーブの事典』林 真一郎 著 『メディカルハーブ安全性ブック第2版 』 Link 参考文献はこちら |
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