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バレリアン

バレリアン Valerian

バレリアンは1.5mほどに成長する多年生耐寒植物。夏には甘い香りがする小さな薄ピンク色の可愛い花を咲かせますが、ハーブとして使用する根はそれとは正反対に強烈な臭いを発します。人には悪臭のように感じられますが、猫にはたまらない匂いでマタタビのように陶酔を起こすと言われます。

”Valerian”

目次
  1. バレリアンの基本情報
  2. バレリアンの含有成分
  3. バレリアンの作用
  4. バレリアンの適応
  5. バレリアンの特徴
  6. バレリアンの使い方
  7. バレリアンの注意事項・禁忌
  8. バレリアンの参考文献


バレリアンの基本情報

学名Valeriana officinalis
英名Valerian
和名西洋カノコソウ
科名スイカズラ科(オミナエシ科)
使用部位根部

含有成分

精油(酢酸ボルニル、バレレン酸、β-カリオフィレン)、バレボトリエイト

作用

鎮静、鎮痙

適応

神経性の就眠障害、神経興奮、消化器系の神経性・痙攣性疼痛

特徴

バレリアンはヒポクラテスの時代から不眠症に用いられてきた歴史があり、「天然の精神安定剤」とも呼ばれ、現在でも中枢神経を抑制し筋肉の緊張を解くなどの作用が見られることから、世界各国で不安神経症や睡眠障害などに用いられます。バレリアンの根の強烈な臭いは「イソ吉草酸」だと言われ、保存や取り扱いに注意が必要なハーブです。

注意事項・禁忌

禁忌: 知られていない
副作用:知られていない
相互作用:クラスB(相互作用が起こりうるハーブ)鎮静作用を増強させる可能性、鎮静剤の使用者には注意が必要
安全性 : クラス1(適切な使用において安全)

バレリアンの使い方

バレリアンは強烈な臭いと少し苦みがあるので、飲みやすくするためには香りの良いハーブとのブレンドがおすすめです。車の運転中や妊娠中は禁忌のハーブです。

参考文献

日本メディカルハーブ協会『メディカルハーブ事典 』
『メディカルハーブの事典』林 真一郎 著
『メディカルハーブ安全性ブック第2版 』
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