• HOME
  • チェストベリー

チェストベリー

チェストベリー Chaste berry

チェストベリーは地中海沿岸が原産と言われ、2m以上に成長するシソ科の落葉低木。夏の終わり~秋にかけて青紫色の花を咲かせ、花が終わると小さな丸い果実をつけます。修道士の胡椒(monk’s pepper)の別名を持ち、古くから婦人科系疾患に使われてきた歴史があります。

”Chaste berry”

目次
  1. チェストベリーの基本情報
  2. チェストベリーの含有成分
  3. チェストベリーンの作用
  4. チェストベリーの適応
  5. チェストベリーの特徴
  6. チェストベリーの使い方
  7. チェストベリーの注意事項・禁忌
  8. チェストベリーの参考文献


チェストベリーの基本情報

学名Vitex agnus castus
英名Chaste berry
和名イタリアニンジンボク
科名シソ科(クマツヅラ科)
使用部位果実

含有成分

イリドイド配糖体(アウクビン、アグヌシド)、フラボノイド(カスティシン)、フラボノイド 配糖体(ビテキシン)、精油(1.8シネオール)

作用

ホルモン分泌調整作用

適応

生理痛、生理前症候群、生理不順

特徴

チェストベリーはホルモン中枢である脳下垂体に直接作用し、女性ホルモンの分泌を調整する働きがあると言われることから、生理痛・生理前症候群(PMS)・更年期障害などの女性特有の疾患に使用されるハーブです。

注意事項・禁忌

禁忌:知られていない
副作用:まれに皮膚刺激やかゆみ
相互作用:クラスA(相互作用が予想されない) ただし動物実験でドパミン効果が報告されているため、ドパミン受容体阻害薬の効果の減弱の可能性
安全性 :クラス1(適切な使用において安全)

チェストベリーの使い方

チェストベリーはホルモン分泌調整作用があると言われている為、使用には専門家からのアドバイスを受ける事をおすすめします。

参考文献

日本メディカルハーブ協会『メディカルハーブ事典 』
『メディカルハーブの事典』林 真一郎 著
『メディカルハーブ安全性ブック第2版 』
Link
参考文献はこちら

注意点&免責事項

ここに掲載されている内容は、医療の代わりに使用されるべきものではありません。内容には最新の情報の記載を心がけてはおりますが、日々研究がなされ情報が更新されていっている分野で、全てを網羅できていない場合もございます。使用に不安のある方は(持病をお持ちの方、妊娠中の方、授乳中の方、アレルギーをお持ちの方、お子様に使用する場合など)必要に応じて医療従事者・専門家のアドバイスを仰ぐことをおすすめいたします。
事故やトラブルに関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご利用ください。