タイム

タイム Thyme”

タイムは耐寒性のある低木の常緑多年草。「勇気の象徴」と言われるタイムは、ギリシャ語の勇気という意味である「thumus」に由来し、抗菌力の強いハーブで知られています。古代エジプトではミイラの防腐剤の役割をし、中世ヨーロッパでペストが流行した時には、タイムの枝をたいて浄化したと言われています。

”Thyme”

目次
  1. タイムの基本情報
  2. タイムの含有成分
  3. タイムの作用
  4. タイムの適応
  5. タイムの特徴
  6. タイムの使い方
  7. タイムの注意事項・禁忌
  8. タイムの参考文献


タイムの基本情報

学名Thymus vulgaris
英名Thyme
和名タチジャコウソウ
科名シソ科
使用部位葉部

含有成分

精油(チモール・カルバクロール)、フラボノイド(アピゲニン・ルテオリン)、タンニン、サポニン

作用

抗菌、去痰、気管支鎮痙

適応

気管支炎、百日咳、上気道カタル、消化不良、口臭

特徴

タイムに含まれるフラボノイド類・サポニンは鎮静・鎮咳・去痰作用があるため、咳や気管支炎などの呼吸器系に使用されます。数あるハーブの中でも最も抗菌力が高く、病原菌の感染を阻止すると言われています。香りやくせが強いハーブで、好き嫌いが分かれるハーブです。
※精油として用いる時は、フェノール系の精油成分に肝毒性が指摘されており注意が必要です。

注意事項・禁忌

禁忌: 知られていない
副作用: 知られていない
相互作用:クラスA(相互作用が予想されない)
安全性 :クラス2b(妊娠中に使用しない)

タイムの使い方

タイムは過熱しても香りが比較的長く続き、料理にも好んで使用されます。フランス料理に用いるブーケガルニの材料には欠かせないハーブです。

参考文献

日本メディカルハーブ協会『メディカルハーブ事典 』
『メディカルハーブの事典』林 真一郎 著
『メディカルハーブ安全性ブック第2版 』
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