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セントジョンズワート

セントジョンズワート St. john’s wort

セントジョンズワートは約60cmほどまでに成長する耐寒性植物。毎年6月24日の聖ヨハネの日(St. john’s day)に収穫すると最も治癒力が高まると言われています。ラテン語の「Hypericum」は「悪魔を制する」という意味のギリシャ語が語源とも言われ、傷の手当てや利尿・月経困難などにも使用されたと言われています。

”St. john’s wort”

目次
  1. セントジョンズワートの基本情報
  2. セントジョンズワートの含有成分
  3. セントジョンズワートの作用
  4. セントジョンズワートの適応
  5. セントジョンズワートの特徴
  6. セントジョンズワートの使い方
  7. セントジョンズワートの注意事項・禁忌
  8. セントジョンズワートの参考文献


セントジョンズワートの基本情報

学名Hypericum perforatum
英名St. john’s wort
和名西洋オトギリソウ
科名オトギリソウ科
使用部位開花時の地上部

含有成分

ジアンスロン類(ヒペリシン、ソイドヒペリシン)、フラボノイド配糖体(ルチン、ヒペロシド)、ハイパーフォリン、タンニン、精油

作用

抗うつ、消炎、鎮痛

適応

精神疲労、軽度〜中等度の抑うつ、季節性感情障害(SAD)、生理前症候群、創傷、火傷

特徴

セントジョンズワートの主要成分である、ヒペリシン・ハイパーフォリンがセロトニン再取り込み阻害すると言われ、悲観や恐れ・抑うつなど、また季節性感情障害(SAD)にも使用されるハーブです。 「サンシャイン・サプリメント」「天然の抗うつ剤」とも呼ばれています。
外用では花びらに含まれる赤色色素である「ヒペリシン」を浸出させたオイルは、細胞の修復を促進すると言われ、外傷や火傷などにも用いられます。

注意事項・禁忌

禁忌: 知られていない
副作用:ヒペリシンに光感作作用があるため、特に色白の人は注意する
相互作用:クラスC (相互作用が起こることが知られているハーブ) 薬物代謝酵素誘導
安全性 : クラス2d(色白の人は、使用中、日光への過度の暴露を避けるべき、光線治療中には使用禁忌)

セントジョンズワートの使い方

セントジョンズワートは、経口避妊薬、血液凝固防止薬(ワルファリン)、気管支拡張薬(テオフィリン)、抗HIV薬(インジナビル)、免疫抑制薬(シクロスポリン)、強心薬(ジゴキシン)との相互作用を起こす可能性があるため、取り扱いに注意が必要なハーブ。また、国によっては薬として処方されているので、使用には専門家からのアドバイスを受ける事をおすすめします。

参考文献

日本メディカルハーブ協会『メディカルハーブ事典 』
『メディカルハーブの事典』林 真一郎 著
『メディカルハーブ安全性ブック第2版 』
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