ジャーマンカモミール

ジャーマンカモミールは花の中央部分がポコッと盛りあがっているのが特徴で、60cmほどに成長する一年草。青りんごの様な香りと言われ少しフルーティーで甘い香りを持ち、ピーターラビットの話でも出てくる、世界で最も親しまれているハーブです。
”German chamomile”
ジャーマンカモミールの基本情報
学名 | Matricaria chamomilla, Matricaria recutita |
英名 | German chamomile |
和名 | カミツレ |
科名 | キク科 |
使用部位 | 花部 |
含有成分
精油(α-ピサボロール、カマズレン)、セスキテルペン(マトリシン)、フラボノイド(アピゲニン、ルテオリン) |
作用
消炎、鎮痛、鎮痙、駆風
適応
胃炎、胃潰瘍、生理痛、皮膚炎、口内炎(外用)
特徴
ジャーマンカモミールは、心身をリラックスさせる鎮静作用や鎮痙・消炎作用などがあると言われ、胃炎・不眠・冷え性から風邪の引きはじめにも飲まれるハーブです。主要成分は消炎成分の「カマズレン」「α-ピザボロール」、蒸留する際に「カマズレン」に変化すると言われる「マトリシン」、鎮痙作用のあるフラボノイドの「アピゲニン」などがあります。学名の「Matricaria」は女性の「子宮」からきているとも言われ、婦人科系の疾患にも使用されます。
似たものにローマンカモミール(Anthemis nobilis)があり、苦味が強くハーブティーというより精油で使用されることの多いハーブです。
※真性のジャーマンカモミール以外ではアレルギーが起こることがあるので、キク科アレルギーには注意が必要です。
注意事項・禁忌
禁忌:知られていない 副作用:知られていない 相互作用:クラスA(相互作用が予想されない) 安全性 : クラス1(適切な使用において安全) |
ジャーマンカモミールの使い方
ジャーマンカモミールの有効成分「カマズレン」は消炎作用があると言われており、蒸留して作られる精油は青く綺麗な色をしていて、高価な精油としても知られています。
参考文献
日本メディカルハーブ協会『メディカルハーブ事典 』 『メディカルハーブの事典』林 真一郎 著 『メディカルハーブ安全性ブック第2版 』 Link 参考文献はこちら |
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