サフラン

サフラン Saffron

サフランはアヤメ科の多年草。クレタ島のクノックス宮殿に残されたフレスコ画には、サフランを摘み取る人の絵が残されており、欧米では古くから香辛料やハーブとして用いられてきました。



サフランの基本情報

学名Crocus sativus
英名Saffron
和名
科名アヤメ科
使用部位柱頭

含有成分

水溶性黄色カロチノイド色素クロシン、苦味配糖体ピクロクロシン、精油(サフラナール)

作用

血行促進、鎮静、鎮痙、通経

適応

痙れん、喘息の際の神経興奮、冷え性、自律神経失調症

特徴

サフランは日本では古くから血の道症の家庭薬原料として使われてきた歴史があり、鎮静・鎮痙・通経作用があることから、生理痛や冷え性などに使用されるハーブです。 カロチノイドとしては珍しい水溶性の黄色色素のクロシンや苦味配糖体のピクロクロシン、サフラナールなどが黄色色素や苦味、 サフランの独特の香りの特徴になっています。乾燥したサフラン1kgを得るのにサフランの柱頭50万本、花としては16万個が必要と言われています。

注意事項・禁忌

禁忌:1日10g以上の服用で堕胎の危険性
副作用:嘔吐、子宮出血、皮膚の黄色化
相互作用:クラスA(相互作用が予想されない)
安全性 : クラス2b(妊娠中に使用しない)

サフランの使い方

サフランはスペイン・イタリアのパエリヤやブイヤベースに必ず使用されるハーブです。

参考文献

日本メディカルハーブ協会『メディカルハーブ事典 』
『メディカルハーブの事典』林 真一郎 著
『メディカルハーブ安全性ブック第2版 』
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