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サイリウム

サイリウム Psylla

地中海・北アフリカ・西アジアが原産のサイリウムは、インド・パキスタンなどで栽培され、ブロンドサイリウムとも呼ばれています。



サイリウムの基本情報

学名Plantago ovata
英名Psylla
和名インドオオバコ
科名オオバコ科
使用部位種子および種皮(ハスク)

含有成分

粘液質(アラビノキシラン)、油脂、イリドイド配糖体(アウクビン)

作用

膨潤および腸内フローラの改善による緩下、脂質の吸収抑制

適応

慢性便秘、過敏性腸症候群

特徴

サイリウムは水を加えると吸収・膨潤してゼリー状の塊になり、容積が30倍にも増えると言われています。このゼリー状の塊が腸の蠕動運動を促すため、慢性的な便秘に使用されるハーブです。このような緩下作用の他にも、HDLコレステロールが増えるなどや、腸管からの糖の吸収を抑え血糖値を低下させるとも言われています。ドイツでは過敏性腸症候群(IBS)の改善にも用いられます。

注意事項・禁忌

禁忌:腸閉塞
副作用:知られていない
相互作用:クラスA(相互作用が予想されない) ただし、粘液質を含むことによる薬物相互作用(吸収遅延など)の発現の可能性。医薬品と服用する場合は、少なくとも1時間以上の間隔をあけて服用すること
安全性 : クラス2d(少なくとも250mlの水分と共に服用すること)

サイリウムの使い方

サイリウムは腸閉塞に禁忌。

参考文献

日本メディカルハーブ協会『メディカルハーブ事典 』
『メディカルハーブの事典』林 真一郎 著
『メディカルハーブ安全性ブック第2版 』
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