ウスベニアオイ

ウスベニアオイは粘液質を多く含むことから、昔から風邪によるのどの腫れや痛みなど、喉の粘膜ケアや胃炎や膀胱炎などにも使用されてきました。
”Mallow flowers”
ウスベニアオイの基本情報
学名 | Malva sylvestris |
英名 | Mallow flowers |
和名 | ウスベニアオイ |
科名 | アオイ科 |
使用部位 | 花部 |
含有成分
粘液質(多糖類)、アントシアニジン(デルフィニジン)、タンニン |
作用
皮膚・粘膜の保護、刺激緩和、軟化
適応
口腔、咽頭、胃腸、泌尿器の炎症
特徴
ウスベニアオイは目でも楽しめる「夜明けのハーブ」としても有名で、青紫色の花弁のハーブに熱湯を注ぐときれいな青紫色のハーブティーになり、時間の経過とともに薄紫に変化し、レモン汁など酸性のものを注ぐと一瞬でピンク色に変化します。これは含有成分であるアントシアニジンによるもの。青色色素(アントシアニン)は疲れ目など目にも良いと言われています。
ハーブティーの味は控えめで優しい風味で少しとろみを感じます。
また、 粘液質を含むことから、皮膚の保湿剤としてローション剤・パック剤などの剤型でも用いられます。
注意事項・禁忌
禁忌:知られていない 副作用:知られていない 相互作用:クラスA(相互作用が予想されない) 安全性 : クラス1(適切な使用において安全) |
ウスベニアオイの使い方
ウスベニアオイは 熱湯で入れるとすぐに色が変わってしまうので、ハーブティーの綺麗な青い色を持続させたい場合は、水出しなどがおすすめ。
参考文献
日本メディカルハーブ協会『メディカルハーブ事典 』 『メディカルハーブの事典』林 真一郎 著 『メディカルハーブ安全性ブック第2版 』 Link 参考文献はこちら |
注意点&免責事項
ここに掲載されている内容は、医療の代わりに使用されるべきものではありません。内容には最新の情報の記載を心がけてはおりますが、日々研究がなされ情報が更新されていっている分野で、全てを網羅できていない場合もございます。使用に不安のある方は(持病をお持ちの方、妊娠中の方、授乳中の方、アレルギーをお持ちの方、お子様に使用する場合など)必要に応じて医療従事者・専門家のアドバイスを仰ぐことをおすすめいたします。 事故やトラブルに関してこのサイトは責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご利用ください。 |