イチョウ

東京都のマークでおなじみのイチョウ。高さ30mにも達することがある高木で、秋に黄色に染まり落葉します。地球上に2憶5千万年前から存在した「生きた化石」の異名を持ち、生命力が強いことでも知られています。イチョウは植物であるのに精子で繁殖することを、1896年東京大学の平瀬作五郎氏が発見し、世界中の植物学者を驚かせました。
イチョウの基本情報
学名 | Ginkgo biloba |
英名 | Ginkgo、Maidenhair tree |
和名 | ギンコ |
科名 | イチョウ科 |
使用部位 | 葉部 |
含有成分
フラボノイド配糖体、テルペンラクトン(ギンコライド、ビロバリド)、バイフラボン(二重分子フラボン)、ギンコール酸 |
作用
PAF(血小板活性化因子)阻害、血管拡張、抗酸化
適応
認知症、耳鳴り、めまい等の脳血管神経障害、末梢循環障害による間欠性跛行、冷え性
特徴
イチョウといえば種子の方、「ギンナン」が美味しいですが、「イチョウの葉」は近年注目を集めるメディカルハーブのひとつです。イチョウ葉の有効成分は、現在のところビロバリドなどのテルペンラクトンとフラボノイド配糖体とされ、毛細血管を丈夫に保ち、記憶力の低下、抑うつ、不安、めまい、耳鳴りなどの軽減作用があるといわれています。
※メディカルハーブの基準を定めたドイツのコミッションEモノグラフでは、1999年にイチョウ葉を認知症とアルツハイマーの治療薬として認可しています。
注意事項・禁忌
禁忌:イチョウ製剤に敏感な人 副作用:ごくまれに胃腸障害、頭痛、アレルギー性皮膚炎 相互作用:クラスB(相互作用が起こりうるハーブ) 抗凝固薬、ニフェジビン、MAO阻害薬に影響を与える可能性 安全性 : クラス1(適切な使用において安全) |
イチョウの使い方
イチョウの使い方…
参考文献
日本メディカルハーブ協会『メディカルハーブ事典 』 『メディカルハーブの事典』林 真一郎 著 『メディカルハーブ安全性ブック第2版 』
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