溢れ出る優しさは人の心を動かす…『らんどね 海と空』さんで☆

”Experience”

Art

『水は答えを知っている』私の好きな本のひとつ…この本のことを思い出した場所。それが、千葉県船橋市にある『らんどね 空と海』さん。

え?!?千葉のこんなところに?(笑)と思う所に突如『らんどね』さんは現れます。手前から、グループホーム・紙すき工房・らんどねと続き、建物の周りには沢山の植物が植えられています。入り口を入るとモミジの木がある空の抜けるデッキを挟んで左側に『らんどね』さん、右側に『紙すき工房』さんがあります。



ひゃ~☆気持ちが良い!!…思わずこぼれてしまうロケーション。伺った日の天気予報は曇りのち雨予報…ですが!お店に着く前から日差しが見え始め、お店に着いたころのデッキから見える空は青々としていました☆

何から足を止めてみようか迷うほど!とりあえずまずは落ち着いて笑、ランチを食べましょう!とメニューを眺めていると、シェフの藤田さんが素敵な笑顔で登場☆

今日の前菜で使っているクリームチーズは『アーラ』でね…こっちは『プロボローネ』のチーズ…カルチョーフは…
最高に美味しい牛肉はあそこのね…などなど~
藤田さん直々に、ランチに使われているこだわりの素材を教えてもらいます。

らんどねシェフの藤田承紀さん

菜園料理家。イタリア・トスカーナ地方のレストラン「IL PELLICANO」や、ローマの老舗「AL CEPPO」にて伝統的なイタリア料理を学ぶ。イタリア各所の町やワイナリーを巡り、料理、ワイン、建築などイタリア文化全般への造詣を深めた。帰国後は「食卓に笑顔を」をモットーに料理家として活動を開始。自然農法、有機農法による野菜作りにも取り組み、直売所やレストランに出荷している。妻がビーガンだった事をきっかけに、ビーガン食に取り組み始める。現在、各種アレルギー、ビーガンに対応した料理教室、ケータリング、レシピ開発を展開。

http://fujitayoshiki.com/より引用

お手拭きのお水はガーデンで採れたローズマリー水になっていたり、着けてきたマスクを入れる手づくりの紙袋まで!どれをみても素敵!キャーキャー言っていて喉も渇いてしまったので、とりあえず白ワインで乾杯です☆

予約の際お願いしていた『らんどねランチ』の前菜は、こんな素敵なプレートで出てきました!

敷地内のガーデンや森から採ってきた新鮮なハーブや植物は、前菜のプレートをこんな素敵に彩ります。

とにかく素材にこだわっているのが分かる、全てが優しく心に沁みる!どれもとっても美味しいのです!ピザも勿論手作りで、カウンター内に手作り窯があって、そこで焼かれたあつあつの焼きたて石焼ピザが運ばれてきます。

そして、この日は天気予報が雨だったからか、ランチのお客さんが私たちだけ!という貸し切り状態。一緒に伺った料理家の康代さんがシェフと友人ということもあり、シェフの藤田さん自らガーデン案内をかって出て頂き、コースの最後に出てくるフレッシュハーブティーのハーブを、説明してもらいながらカットして散歩する特典付きでした☆

藤田さんはシェフなので、お客様が多い時には厨房にいるので中々お客さんとのコミュニケーションはとれない…私たちはラッキーでした。

太陽の光をたっぷりと浴びてぐんぐん育っているハーブたちは、ガーデンに入ると私たちの鼻をくすぐり五感を刺激します。

藤田さん自らおススメハーブをカット!

足もとには沢山のハーブたち。これはキューバミント!このハーブはクリーピングタイム、あれはね!…と沢山のハーブを教えて頂きます。

そして、なんとアーティチョークが背高くにょきにょきと沢山育っています。これもタイミングが合えば、お店のランチに出てきますよ。

そして、今度はデッキを抜けて、裏にある森の中に入っていきます。

そこにはアーモンドやシイタケなど沢山の植物が植えられていて、この辺をアーモンドだらけにしたいんだよね~♪と楽しそうな藤田シェフ☆

『らんどね』さんは、「社会福祉法人地蔵会」が運営する「障がい者福祉サービス事業所」さんが運営されていて、今回伺った『らんどね』さんの他に、紙すき工房・アトリエ・グループホームがあります。『らんどね』さんでお出迎えしてくれたり、食事を運んできてくれるのも勿論そんな彼らたち。

途中スタッフの一人から出た、突然のおもしろ発言に、私たちも藤田シェフも大笑い!なんだかここは優しさと癒しに包まれた空間なんです☆

障がい者施設と聞くと、閉鎖空間のイメージが強いですよね。ただ!ここは全然違っているんです。『障害者というと仕事は全て裏方で、前に出て働いたことがない子ばかりだった…みんなが表に出て活躍できる場を作りたい!と思ってつくった場所です。』と藤田さん。

そんな思いを受けとるかのように、スタッフの人たちはみんなが楽しそうで、笑顔で溢れています。ここは優しさに溢れていて、それは周りに伝染していく!良い連鎖って素晴らしい☆

店内には銅製のエスプレッソマシーンがあったり、なんと藤田さんが手作りしたという真鍮のトングやお皿・カトラリーレスト・ランプシェードまで!そして、ランチで出てくる食材の一部を『アクアポニックス栽培』されているこだわり様。

お店は工房も併設しているので、デッキを挟んだ工房からホームの方たちの銅板をたたく音が心地よく響いてきます。
私たちも銅線をたたいて作る、バングルを作らせてもらいました。初心者なのでたたき過ぎてバングルの一部が割れ…割れた方は小さなリングになりました笑

そうこうしているうちに、あっという間に4時間以上…
心地よい空間でのランチは、私たちの心と身体を十分に満たしてくれました☆

藤田さん曰く、あんまり混んじゃうとね…なんか違うでしょ。ここはゆったりこんな感じで行きたいんだよね!

色々な人にここで優しさを感じて欲しいと思う反面、混んで人で溢れてしまったらそれはまた違ったものになってしまうのだろうな~と複雑な思いも…でも!本当におススメなので、船橋ってどこ?と言わず笑、一度わざわざ行ってみて欲しい『らんどね』さんでした。
五感をフルに開いて、良いものをとり入れに是非☆

『らんどね 海と空』さん

住所:千葉県船橋市神保町177-8
電話:047-401-3285
今現在は木金土のレストラン営業のみ。(一日4組のみの予約制)
11時半~16時半(フードLO14:00ドリンクLO16:00)
※コロナの影響で営業時間等が変更になる場合もありますので、必ず確認&予約をしてからをおすすめします。
HP:https://www.jizokai.com/


番外編

冒頭で好きな本に挙げた『水は答えを知っている』。この本は水の結晶は『発する言葉』や『気』によって姿形を変えると教えてくれている本。『らんどね』さんに来た時に、とにかく澄んだ空気や透明感のある優しい『気』を感じ、藤田さんと会話中ふと…ここで結晶をつくったら、とても綺麗で見たことのないような素敵な結晶が出来そう!と思ったのです☆

“Books”

愛だけではなく、感謝が必要。より良い生き方を水から学ぶ☆
『言葉の持つ力』や『気』など、目に見えないと言われていたものを結晶という形で存在することを証明してくれた本。『言霊』という言葉があるように、そこには発した人の魂が宿る。発する言葉の大事さを再認識し、自分の生き方についても考えさせられる本。美しい言葉で作られた結晶の美しさに感動します。難しい言い回しなどしないで、『わかりやすい言葉』と『美しい写真』で問いかけてくれる本☆

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yurico

Designer / JAMHA herbal practitioner

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